TOKYO TECH ENERGY COURSE

エネルギーコースが設置されている系

材料系

『基幹産業の省資源、省エネルギー化から、エネルギー分野を支える
金属・有機・無機系の新規材料開発までを幅広く網羅』

全世界的な取り組みが必用な現代の環境・エネルギー問題の解決に対し、全体像を見渡せる俯瞰的な視野を持って指揮を執ることができるグローバル・リーダーの人材を育成することが材料系エネルギーコースの使命です。我々の産業活動と日常生活は多種多様の材料に支えられており、材料科学・材料工学はあらゆる科学技術や産業界と密接に関連しています。材料を制する者が世界をより良い方向に変えることができます。
金属・有機・無機の各材料を三位一体として捉えれば、それぞれの原子結合様式の多様性に因み、極低温から超高温まで広い温度域のエネルギー関連材料用途に対応できます。発電に関わるエネルギー変換材料だけ考えても多岐に渡ります。電子構造に由来して発電する太陽電池や熱電材料、化学反応を利用して発電する色素増感型太陽電池や燃料電池などは直接変換の材料です。アクチュエーターの要となる圧電素子や形状記憶合金、燃焼ガスや蒸気で回すためのタービンやエンジンを構成する耐熱合金やセラミックスなどは間接変換の材料と言えます。触媒、各種の電子デバイスなど周辺材料に目を向けると枚挙にいとまがありません。これら材料の機能特性を最大化する技術、効率よく創製するためのプロセスや合成技術、機能特性を維持して環境腐食や高温酸化から守る技術の開発など、成し遂げるべき研究課題はたくさんあります。ぜひ、あなたも一緒にチャレンジしましょう。