TOKYO TECH ENERGY COURSE


学生の声

なぜエネルギーコース?

M2 高木寛人

M2 H. Takaki

  1. 名前、所属、研究室名を教えてください。
  2. 環境・社会理工学院融合理工学系エネルギーコースに所属しております時松研究室の高木 寛人(たかき ひろと)です。

  3. なぜエネルギーコースに所属しようと思ったきっかけは何ですか?
  4. 学部時代からエネルギーは頭の片隅にあったので、原理に関する部分や技術的な部分だけを勉強していました。しかし、そういった部分にとどまらず広い意味でエネルギーシステムを勉強する必要があると考えました。それは、エネルギー技術はスケールの大きいものが多く、社会に実装されるには経済的なバックアップが必要不可欠なことに気づいたからです。また、最新鋭の技術は社会で使われてこそ意味があると考えています。その伝道師のような存在になりたかったことと技術や原理に加えて政治や経済などの社会的な要素も包括的に勉強したかったことを考慮して、エネルギーコースを選択しました。

  5. エネルギーコースにしてよかったことは何ですか?
  6. ベースとなる必修授業が新カリキュラムとはいえしっかり確立されていたので、勉強しやすい印象でした。選択科目は機械、電気電子、化学、応用化学、材料と多くの系から提供されている授業なので、学部の勉強を元にしたカリキュラムを組みやすいと感じました。後述するように私の研究内容では技術面には深入りしていないので、エネルギーを中心とした経済政策や資源問題を扱った授業は、私にはとても魅力的に映りました。また、修士1年の冬には「エネルギーイノベーション協創プロジェクト」という科目でポスターセッションが開催され、系の仕切りに関係なく交流することができます。自分の研究に没頭する中、周囲の研究を見ることで自分の研究に生かすことも可能だと思います。

  7. 現在の研究内容を教えてください。
  8. 私はバイオマス発電の普及における経済政策的なアプローチを研究していました。日本では再生可能エネルギーの普及のために固定価格買取制度(FIT)と呼ばれる政策が展開されています。FITが抱える技術的、制度的、経済的な問題点を解決するため、新たな買取価格設定を目的にしています。木質バイオマス発電設備を対象に、既存の研究から独自の発電コストモデルを開発して様々な規模の設備容量に適用ました。得られた発電コストとFITによる利益の分析から、問題点を定量的に洗い出し、数理的な見地から新たな買取価格を提案する研究を行いました。

  9. 留学経験について教えてください。
  10. 修士1年の9月から3ヶ月間、「トビタテ留学JAPAN」の制度を利用してドイツ中央のカッセルという街でインターンをしていました。Regio Twinというプロジェクトに関わっていました。このプロジェクトは、地方自治体同士が再生可能エネルギーの普及のために技術面と政策面から情報共有できる場を提供するプロジェクトです。海外での働き方を学べたのはもちろんですが、プロジェクトのスピード感や政府系機関との連携の仕方を自分で経験できたことは大きな財産になりました。 修士2年の10月と11月にはスウェーデンのチャルマース工科大学に留学をしました。短い期間ではありましたが、バイオマスエネルギーを普及させるための海外の政策を知ることができました。また、論文の考察部分での助言をいただき、自分の立場を明確にした結論を得ることの大切さを教えていただきました。 この留学の帰りに台湾での国際学会に参加しました。世界的な潮流や学会の意義から、自分の研究内容が意味を持つことを改めて自覚し、自信を持つことができました。

  11. 今後の進路(進学、就職など)やどんな研究者・技術者になりたいかを教えてください。
  12. 4月からは国内で技術コンサルタントとして働きます。お客様から依頼された調査・分析・検討を行い、政策提案に結びつける仕事をする予定です。私の場合は、すでに研究で政策を対象に研究を行なっているので、研究を拡張して洗練する仕事と捉えることもできます。1つ1つの仕事を積み重ねて、技術と政策の架け橋になることを目標にしています。自分の成果を元に、省庁や自治体がエネルギーシステムを実装するお手伝いをしたいと考えています。また、エネルギーコースでの在学中には合計で5ヶ月ほど海外の生活を体験できたので、日本での活動にとどまらず、海外でも活躍する意欲が湧いてきました。常に世界情勢を見据えて、今後あるべき方向へ技術普及を促すことができるよう精進していきたいです。

  13. 後輩に向けたメッセージをお願いします。
  14. エネルギーコースの特色は幅広さにあると思います。知識を深めることと広げることの両方が可能な環境を存分に生かしてください。また、研究において学内に籠るだけでなく留学してみることもおすすめします。いずれ国際的に活躍される方が多いと思いますので、そのための準備に適している時期を積極的に活用してください。

M2 鈴木敦詞

M2 A. Suzuki

私はエネルギーコース修士1年の鈴木敦詞です。私は2016年4月にエネルギーコースに参加し、2018年3月に卒業する予定です。私は電気電子工学に関する研究を行うと同時に、エネルギーに関して基本的な視点から学びたいと思い、エネルギーコースを選択しました。エネルギーコースの講義を受けることで、専門とは異なった幅広い視点でエネルギーに関する知識を得ることができ、非常に満足しています。私が技術者として社会に出た時に、エネルギーコースで得られた視点を活かしていきたいと考えております。

M2 上野一樹

M1 K. Ueno

私は2016年にエネルギーコースに所属した上野一樹です。2017年度に卒業予定で、博士課程への進学を予定しています。超高速で激しく動き回る分子の運動を、制御し観測する研究をしています。エネルギーコースは多様な研究室が系の垣根を超えて集まっているので、自分の専門とは異なった広い視点を養えると考え、エネルギーコースを選択しました。将来的には専門外の知識も活かせる研究者を目指して日々勉強をしています。

M1 岡崎俊樹

M1 T. Okazaki

エネルギーコース修士1年の岡崎俊樹です。私は、3.11の震災直後に住んでいた地区で計画停電が行われたこともあって、以前からエネルギー問題に強い関心を持っていました。エネルギーコースでは、エネルギーに関係する複数の分野を横断的に勉強することができるので、幅広い視点を獲得できます。今後新興国を中心にエネルギー需要が急増する中、分野の垣根を越えて問題に取り組める技術者を目指しております。

M1 亀田恵佑

M1 K. Kameda

2017年4月にエネルギーコースに所属した亀田恵佑です。私は東日本大震災により生じた福島原発事故を機に環境・エネルギー問題に関心を持つようになりました。例えば、再生可能エネルギーは地球環境やエネルギー保障の点から非常に重要です。しかし再生可能エネルギーを主要な電力源とするためには技術的、社会的に大きな課題があります。環境・エネルギー分野はその複雑性から一つの専門的な視点からの解決は困難です。そこで、自専門とは異なるエネルギー分野の知識を横断的に身に付けることができるエネルギーコースで広いバックグラウンドと深い専門性を培い、将来は日本の環境・エネルギー問題の取組みに貢献したいと考えています。

活躍が期待される主なフィールド

活躍が期待される主なフィールド
  • 企業等の研究技術者
  • 企業等の研究技術開発者
  • 学校教育者
  • 大学等の研究教育者
担当教員が輩出した学生の主な就職先

日立製作所 / 東芝 / 富士通 / 日本電気 / 三菱電機 / パナソニック / ソニー / NTT関連(ドコモ、データ、研究所) / 野村総合研究所 / 日本ユニシス / ヤフー / 楽天 / トヨタ自動車 / 本田技研工業 / リコー / ニコン / 島津製作所 / 東京電力 / 中部電力 / 東日本旅客鉄道(JR東日本) / JFEスチール / 三菱重工業 / 日揮 / 三菱化学東京ガス / ADEKA / ダンロップ

Photo by Si-take